トランスマスター

この世界の片隅にのトランスマスターのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
2.9
絵が上手でおっとりした女性が大好きな人と別れ親の決めた縁談で嫁ぎ太平洋戦争と終戦までの広島を描いた内容です。

◆良い点/注目ポイント
・空襲などの戦禍の描き方が、そこまで過激ではないためファミリーでも視聴できる刺激度です。
・絵のタッチが、CGっぽくなくジブリのような手書き感がテーマとのバランスを取っています。
・遊郭の遊女の香りの視覚化は、斬新でした。

◆改善点
・『はだしのゲン』と比較すると、闇市でのストリートチルドレンの弱肉強食の世界観や、敗戦後の混沌の表現や戦時中の国民思想など表現が弱いです。
・主人公のまったりした反応が個人的にあざとく感じてしまい共感できませんでした。

◆総括
・漫画を映画化するためにクラウドファウンディングで行ったことは今後の才能のある個人でも映画を配信できる前例として歴史的なことだと思います。
今後はもっと社会性の薄い娯楽性の高い作品でも若いクリエイターの才能の開花の布石になってほしいです。