この世界の片隅にのネタバレレビュー・内容・結末

上映館(1館)

この世界の片隅に2016年製作の映画)

上映日:2016年11月12日

製作国:

上映時間:126分

ジャンル:

あらすじ

「この世界の片隅に」に投稿されたネタバレ・内容・結末

いろいろ書きたいことはあるのだけど、長くなってしまうのでとりあえず一番心に残ったことを書く。

今まで戦争ものの作品をちゃんと見たことがなかったから、昔の生活と今の生活の違いに驚いてしまった。

ほとんど面識のない人と結婚。
1人で旦那さんの家族の元へ嫁入りにいくすず。
出戻りの義姉にちくちく苛められるお嫁さん。
すずはのんびり屋だから気づけてなかったが、どこか家族と距離があって部外者感がある毎日。
男の勤め先は軍や戦闘機の工場。
女は家を守るのが仕事で、毎日洗濯、買い物、料理、縫い物をする。
戦争に関する講座?を聞いているとき、男が部屋の前の方で女は入り口付近の寒い席に座らされる。

今の女性が社会進出や学校に行ける時代と真逆。

戦争の酷さ、虚しさ、悲しさはもちろんなのだが、今の時代の女性とはかなり違う生きざまに驚いてしまった。
私はすずと年齢も近いこともあり、生まれる時代が違うとこんな生活を送る可能性があったのか…としみじみしてしまった。
これは日本人がみるべき映画
とても心にしみる
考えさせられる映画だ
友人のレヴューを読んで観た作品。

アニメの声優陣に俳優を起用する意味は相変わらず解らず、個人的には未だに納得いかないのだが、"のん"の声は"すず"というキャラクターに非常に合っていて、"タラコ"が声優をしている"さくらももこ"以来のドンピシャでした。

自由な恋愛も出来ず、家族は兵隊に取られ、貧しくきつかった時代。

普段からおっとりとしているすずが後半で憤るシーンに胸を打たれた。
予想もしていなかった子の突然の死に、私自身子を持つ親として、こんな酷い事あるかと思いつつも、これが日常だったのだとただただ納得するしか出来なかった。

私の祖母が94歳なので、すずが現代に居ればと同じ年位だと考えると、祖母はこの時代を生き、そして今の時代を目にしているのだと驚かされます。

それにしても、傷つけるだけ傷つけておいて「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」と言われてもね。
戦争はいけない。
改めてこの作品に教わりました。

また同じ日に"ソロモン・ノーサップ"の奴隷体験を元にした実話の映画で"それでも夜は明ける"(12 Years a Slave)を観てしまった所為で、"奴隷制度"にも憤りを感じましたが、情けない事に私はこの豊かな時代のこの国に生まれた事の"喜び"の方が"怒り"に勝ってしまい少しだけ暗い気持ちになりました。
爆弾が落とされて防空壕が揺れて、外に出たら景色は一変していて……絶え間なく落ちてくる爆弾のシーンも、観ていて胸の底が冷えるようでした。当時の本当の恐ろしさを垣間見た気がします。
一見気難しい義姉の描かれ方はよかったな。
はるみが亡くなり、腕を失くすシーンは辛すぎる。
妹は生きていたし明るく会話しているとほっとしてしまうが、原爆症を思うと辛い。
呉から見た原爆投下のシーンはとても冷ややか。
戦争のあった時代に生きねばならなかった人たちに、寄り添いたい。
空襲のシーンはハラハラしたし、不発警報に対する人々の倦怠感は地震速報や豪雨警報を軽視しつつある今の世の人の姿と重なり、我々の元にも大きな災害はいずれくるのかともしれないと思うと戦慄する。
最後のすずのセリフが原作のそれと大きく違うらしいのはなんだか遺憾。戦争がもたらす恐ろしさは伝わっても、戦争の反省すべき点がボケてしまっている気がする
殆ど前知識なく鑑賞。
昭和19年とか、舞台が広島•呉という事で観ながらやな予感がしてたのよね…💦



水彩画の様な絵や可愛らしく描かれているキャラクターたちを見ていたらすごくほっこりする。
戦時中でも明るく懸命に生きる主人公を始めとしたキャラ達が微笑ましい。  
何となく日本昔ばなしのほのぼの回を観ているよう。



…なのだが、兄弟の死や夫の出征など徐々に暗い影が忍び寄る。


あー、
まじで…
そっち方面に進むのをやめてくれー



という祈り虚しく、爆発のシーン。


前半とのほっこりした雰囲気の違いが鮮明になだけに観ていてかなり鬱になる。
特に最後の主人公に拾われる親子が被曝するシーンは厳しい。。。
観てられない😭😭

戦争や核兵器の悲惨さを伝えるにはとても効果があったのだろう。
自分にはギャップが辛かったが…


ただ、作品自体が悪い訳ではない。
むしろ観て良かった思う。


特に、最後のシーンの様に悲惨さの中にあっても新しい希望(=家族)を得て再生していく姿が強く美しい。
そこを見れたのが救いだった。
この映画のセリフ字幕なしで聞き取りきれるやつおる?
ほんわかした絵とは裏腹に内容はなかなか重め
最後に出てくる子どもが切なくて涙が出る
戦争映画は観るべきと思って観るものの、正直苦手なジャンル。マクロ・ミクロ視点問わず、私には終始悲しすぎたり、恐ろしすぎるから。
ただ、この作品は少なくとも私がこれまで観た中でも、異色という印象が強い。

本当に戦争映画なのかと思うくらい、のほほんとして穏やかな空気で進んでいく序章。

空襲の数が増え、配給も減りどんどん生活が苦しくなっていく中でも、笑いや人の温かさが垣間見える。

そして〝あの日〟が近づくに連れて、笑えなくなっていく終盤。

戦争の結末は知っている。
だからこそ、早く続きを!という不謹慎な想いも強かった。
あの穏やかな空気から始めて、後半部分をどう描くのかと。

そしてついに迎えた〝あの日〟は、私の予想と反対に驚く程あっさり、間接的に描かれていた。

後世を生きる人たちは、それがどれだけ恐ろしい兵器だったかを映像や話で見聞きして認識している。

でも確かに、もし自分も主人公たちのように別の町にいたら、同じように思うしれない。当時の時代背景を考えれば、どれだけ技術や兵力の差があるかなんて、一般市民に正しく把握できるわけがないのだから。

〝あの日〟から終戦日までは気持ちの整理が追いつかないままテンポよく進んでいく。

常に柔らかく、のほほんとした主人公が感情をむき出しで叫ぶ姿に胸を締め付けられ、涙が止まらなかった。

戦争は戦争。
だけど視点一つで鑑賞後の後味は変わってくる。

この作品は私が今まで観た戦争映画の中できっと一番血や人が死ぬ瞬間は少ない。
しかし、一番戦争が奪うものや怖さを考えさせられた作品でもある。
戦争の日常を描いた作品。
「もう空襲飽きた」というセリフが印象的でした。もしあの時…と反実仮想を繰り返すすずさんに泣いてしまった。
みんなどこかで未来の希望を願いながら生活をしてる。なにかとてつもなく辛いことがあっても希望を持って淡々と、今を必死に生きている。
その希望がなくなった時、絶望に陥って全てが嫌になる。悲しみも極限。死にたい。
だけど笑顔で過ごさなきゃね。だって“この先ずっと、うちは笑顔の入れ物なんです”🌸

エピソードがひっきりなしに進んでいく中、なにか物足りなさを感じていたけどようやく私にとって欲しかった一言だったようで、
その一言にドカーンと何かが突き動かされて涙しました。
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