このレビューはネタバレを含みます
背景や細かい美術の数々が作品を彩っていた。あと、平和な広島市の江波から、空襲警報の多い呉に嫁いだすずが慣れない家事をこなしていき、呉の生活に順応していく姿に好感を抱いた。
すずと周作の微妙な距離感が…
反戦映画というわけではない 戦時中の日常を描いた作品 キャスティング、拘られた日常の生活音、コトリンゴさんの曲、作画などすべてによって仕上げられたほっこりした作風が心地良い それをぶち壊す戦争のイン…
>>続きを読む世界のどこかで争いが起こっている。その争いによって誰かが亡くなって誰かが生き残っている。生き残った人間は必死に生きている。この広い世界の片隅でひっそりと。
絵柄も能年ちゃんの声もほのぼのタッチです…
人の生活の中に当たり前のように戦争が馴染んでいる。
私たちが教科書や歴史のビデオで武器を持って戦う兵や沈む戦艦や荒廃した町並みの映像、写真を見せられても何の現実味も実感もわかなかった「戦争」という…
(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会