seki

湯を沸かすほどの熱い愛のsekiのネタバレレビュー・内容・結末

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

死にゆくひとりの女性が愛する人たちに「家族」という遺産を残していく話。
杉咲花は「夜行観覧車」の時から先輩女優にも負けない演技力を持ってる子だなと思ってたけど、今回も凄かった。
家族の話であり、ひとりの女性の生き様であり、親子の話でもある。
この話の主軸はやっぱり双葉と安澄の親子愛の話なんだよな。
双葉は自分と生い立ちが似た安澄のために「家族」を残そうとしていて、安澄の最後の「ありがとう、もう大丈夫だよ」に双葉が言ってたやらなければいけないことが詰まってた感じがした。
血が繋がってなくても確実に安澄には双葉のDNAが流れてて、その見えない繋がりの表現に長けてた。
素晴らしい作品でした。特に娘2人の演技は本当によかった。ラストはこれやりたかったんでしょうね。わたしは好きな終わりだった。
seki

seki