次男

湯を沸かすほどの熱い愛の次男のレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
3.5
「専業主婦の仕事を年収換算すると1200万はくだらない」な記事を読んだとき、「は?馬鹿じゃねえの?」って思ってたのだけど、いま同じセリフを(泣)をつけて言いたい、「馬鹿じゃねえの(泣)」。幸せなことに、僕も湯を沸かすほどの愛を甘受した(してる)覚えがありますので。

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逃れようのない身に迫り方なので、じゃらじゃら泣きました、が、正直、うんざりとした物語疲れは否定できないです。最初は機嫌よう泣いてましたけど、後半はちょっとドラマに疲れて、息も絶え絶えで「もう、なんつーか、…まだ(死なんの)?」って思ってしまいました。
練りに練った、思いの強い本なのでしょう。でもそれが故か、詰め込み倒されて、一本の映画としてはちぐはぐな印象。事実の積み重ねによってドラマは語られて、「事実→泣かせ→次の事実→泣かせ→次の事実…」な、連ドラのダイジェストみたいな(と言ったら言葉は悪すぎますが)、また各事実が言ってることがすべて同じやし…。「あのエピソードいらんくね?」「あいつなんでスタメン顔してたんや」とか、言いたくないのに思っちゃいますよ、どうしても。

こういう苦言に背徳感を覚えるほどピュアなテーマだけど、やっぱり映画の尺を活かした・映画観賞の生理に合った盛り上げ方をしてほしかったです。カットの割り方や演出も含め、(誠に偉そうながら)監督の若さを感じました。足し算ばかり。

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キャスティングも悉く好みは違って、有名俳優で固めるのやめようや、、とか。でも、杉咲花ちゃんとその妹ちゃんは魅力的だったなあ。

ラストについては、ネタバレにしときます。