このレビューはネタバレを含みます
一番周りに愛情深く生きた双葉が一番母親の愛情を得られなかったことが癌になったことより、死んだことよりも悲しかった。あそこだけが何を伝えたかったのか分からない。
人の痛み悲しみを知っている人ほど他人に優しくなれるとはよく言われることだけど、それは傷つけた人を肯定することになるのであって。この映画のタイトルにもある愛ってゆうのは、ハートフルとかloveとかそういうのではなく、情みたいな、なんか人間臭いものだったなー。
親子の愛情は遺伝子による絶対的なもの、他人への愛情は良く言えば思いやり、悪く言えば建前。そういうものじゃないんだろうな。