激烈なタイトルの如く、打ち寄せては返す感動の合図と記号。
役者さんたちの演技いいですね。
特に宮沢りえさん！「紙の月」といい、美人なのにちょっと幸が薄い感じピッタリはまってます。
全然掘り下げられませんし、かなり記号的ではありますがクラスメイトのビジュアルも雰囲気もちょうどいい。
早々と回収される下着の伏線も個人的にはかなり好きです。
熱烈なタイトルの瞬間もいいですね！絵が！
お話として映画的に綺麗なものとはいえず、お涙場面を詰め込みすぎて無理が出てくるというか、血が繋がってなかったりヒッチハイクをさせたりと、多くのことが非常に記号的で、そういう場面を作りたかったんだろうなって油が浮きすぎて、母の強さが濁ってきます。
道具一つ取っても、上履きも制服もローファーもピカピカです。
この場面のために用意された物、普段から使っているという感じが全然しない！
良き話を作るためだけに用意されたキャラクター構成、道具の羅列が続きます。
最後の頼みなんだ、好き勝手やってきたんだから、エジプトくらい連れてってあげてくれ！
