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湯を沸かすほどの熱い愛のhatthiのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
4.4
改めて鑑賞
初めて観た時と今回全く感じ方が違くて、改めて「映画」の面白さを実感した。
感じ方が違うというのはこの映画を観たあとにこの映画の杉咲花ちゃんと同じような経験をしたのが一番の要因だと思う。
私も学校に行きたくないのに無理矢理行かされた時はなんでこんなに意地悪するんだろうとか思っていたけど、この映画をみてあれは母の優しさだったんだと私の状況を少しでも良くするためのことだったのだと気づき前回観た時とは違う感想をもった。

監督は長編初なのに初めてとは思えない出来と思ったけれど、商業映画として世に出てる以上観客にとっては監督が初めてとか何回目とか関係ないしすべて同じ1800円だと考えると、初めてだからといって甘えて映画を作ってはいけないんだなと思った。妥協しない全力を尽くすことで結果に繋がることをこの映画から教えて貰ったように思う。
でもイマジナリーラインが守れてないシーンがあったのは残念だった。イマジナリーラインを超える必要のないシーンだった。

赤い煙が黒澤明の天国と地獄みたいで鳥肌が立った。
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