ろべ

湯を沸かすほどの熱い愛のろべのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
4.5
こういう作品を観ると、どうしても病気で亡くなった父親との最後の三カ月を思いだす。そして自分の父親もこの作品の主人公、双葉と同じような愛情で僕に接してくれていたのだろう。後半で双葉が本音を漏らすシーンがあるが、そのシーン観た時に父親からのある言葉を思い出した。

「病気になったのが自分でよかった。子供たちだったら堪らんよ」

作品を見た事で当時を思い出して辛いか?と言われると、それはNOである。

親の愛情を思いだす事が出来たし、父親の死も今となっては懐かしい思い出の一部なのである。どちらかと言うと、あの時の気持ちを思い出させてくれてありがとう。という感じ。

素晴らしい作品だった。
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