このレビューはネタバレを含みます
泣けるけど、見終わった後にすがすがしい気分になれる不思議な映画。
幼い頃実の母に捨てられた双葉は、余命数ヶ月と宣告されるも直接血の繋がりのないあずみとあゆこを母親として大きな愛情で育ててゆく。それは自分が手にできなかった、受け取れなかった愛情を探す旅のようでもあり、女性という生き物に秘められた母性というパワーがなせる技のようにも見える。
「逃げちゃダメだよ、立ち向かわないと!」という双葉の言葉は、自分自身へのメッセージでもあったんだなぁ。
ラストの展開がまた独特で良い。