bibliophage

湯を沸かすほどの熱い愛のbibliophageのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
4.2
今日のニュースで世界最高例のばあさん116才が亡くなったとの記事。。
人生って、限られていることは自明で意識していなくてもどこかで覚悟している。
うちの子はわかっているのだろうか?いっつもだらだらと、休みの日は座ったら動かない。

6人の母親と娘の話。父親の影はまったく薄い。
病気だけど気丈に家族を立て直そうとする母、亡くなった母、子を捨てた母3人
息子は母の顔を知らない。母は無くとも子は育つ。
父親はだめだめだったり、女に弱かったり。
父親がんばれ。それほど影響力無いのかなー

限られた限りある時間で、ばらばらな家族のパズルを、足らないピースを外から集めて完成させる。
一時期であれ、安定的に動き出すことができるのだろう。

作品はお母さんが娘のパンツとブラジャーを干すところから始まる。
前半は娘の下着という切り口で娘の成長を見せてくれる。
お父さんは気にすることができない世界。
この切り口、もうちょっと突っ込んでくれても良かったかな。

お母さんの「覚悟」、娘の「覚悟」
煙突、お風呂、そしてタイトル。
bibliophage

bibliophage