愛り

湯を沸かすほどの熱い愛の愛りのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
5.0
泣かせにきてるような
わざとらしい演出はなく、
本当に心から涙が出た。
ぽたぽた止まらなくて、でも悲しい涙というより、浄化されるような涙。
悲しい物語なのに、
鑑賞後の虚無感は一切なくて、
ただ、生きている日々に感謝をしようと
身近な人たちを愛そうと、
前向きな気持ちになれた。
宮沢りえの演技はもちろん、
子供達もほかの脇役も
これといった特徴はないのに
強い強い存在感を放っていて
主役という概念が感じられなかった。
みんながみんな主役だった。
この人生は自分自身で作るものだと
そう言われているようだった。
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