最後の「湯を沸かすほどの熱い愛」のタイトルがドーンと出て決まった！最高の映画。
何というかこの映画に出てくる家族って普通ではなくて、バラバラの状態の物をかき集めて出来てる状態なんだけど、主人公の双葉というカリスマの圧倒的な度量で家族として成り立たせていた。しかし彼女が病気になる事を端に家族一人一人が成長していく過程を描いていて、新鮮な内容でした。悲しいけど前向きな気分になる。
双葉と家族のストーリーをテンポ良く展開してた印象で、それを通じて双葉という人物の人間性を好きになっていく。もうね、皆んな双葉の事大好き！双葉の子供に生まれたかった！双葉の事を「お母ちゃん」って言いたいね！
しかしオダギリジョー演じる幸野一浩はクソ野郎なんですけど、憎めない。なんなら映画終盤の「ピラミッド」のシーンは号泣しました。
エンディングのきのこ帝国の曲も素晴らしい。きのこ帝国はシューゲイザーというジャンルに属するのですが、シューゲイザーというジャンル自体がこの映画の色みたいな物と合っていたと思う。言葉では説明出来ないけどね。
