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顔のないヒトラーたちのMのレビュー・感想・評価

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)
3.7
戦後ドイツで元親衛隊の男が教師をしていると知った検察官が事件に興味を抱き調べ始めると、強制収容所に関する事実を知っていく……という実話ベースの作品でした。

日本に比べドイツは戦時中に自国の行った犯罪行為をかなり詳細に明らかにし、検証し断罪しているというイメージが強かったのですが、1950年代にはそうでもなかったというのはかなり驚きでした。
強制収容所の事さえも知らないというのも、
情報が正しく行き届かな事や
教育が行われていなかったのならば成程そうなってしまうものなのですね。

この作品を他国の過去の話として捉えるのではなく、
何処の国にでも当てハマる事なのだと思って鑑賞していました。
真実をキチンと正しく後世に伝えていく事は
とても重要な事なのだと。
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