権力に従う者は、いつしか
自らも権力を得たと
思ってしまうものなのか、、、
同じ時に生きて
迫害する側、される側。
発端は、一匹の小さなアリ。
それを見逃さす巨大な蟻塚を
掘り起こしていく。
一度手を付けたら次から次へと
蠢くアリ達にもうお手上げ。
たった一人の検事の正義が
押し潰されそうになりながら
途方もない事を諦めない。
正義を貫く事が
こんなに過酷で残酷だとは。
しかしその残酷さは
人間そのものであるとは。
事実を知るのは疲れる。
この主人公ヨハンの疲労が
モロに感じる作品だった。
ドイツ映画とあって?なのか
独特なムードがあった。
ヨハン役の人、男前過ぎ。
品行方正さ溢れる顔立ちで
検事にはピッタリだっただけに
余計な色恋の濃厚シーンは
要らなかったな~と。
どの世代も知るべき事が
描かれていると思う。
しんどいけどオススメします。