叡福寺清子

ピッチ・パーフェクト ラストステージの叡福寺清子のレビュー・感想・評価

2.8
コンクールネタではなくなったせいか物語全体が間延びした印象を受けました.物語が弱いという言い方も可.こんばんわ三遊亭呼延灼です.
ベラーズの区切りという意味では良い終わり方だった気がします.大学のクラブ活動を(そのまま延長でプロになるなら別ですが),いつまでも引っ張るわけにもいきませんからね.いるんですよ落語家にも.大学の落研で人気あるからって勘違いしてそのまま弟子入りする奴が.こちとら高校通いながら弟子を両立させて必死で修行した身ですからね.浮ついた気持ちで落語家目指す人間は叩き潰してさしあげますよ.
おっと話がそれました.物語が弱いと言えば,ルビー・ローズが対戦相手として弱い・・・というか前座に選ばれる事への必死さがベラーズ含め全員から感じ取れないのは駄目でしょう.結局それが物語の弱さに繋がるわけです.
そもそもDJキャレドって誰やねん!というハンデキャップを背負ってるわけですから.いや,ほんと誰なんですか?
ルビー・ローズといえば,リフオフ除いてステージで歌ったのって一回だけ.とても勿体無い.ルビーが多忙で出演時間が確保できなかっただけなのかもしれないが,ルビーファンの私としては大いに不満が残る出番の少なさでありました.そもそもバンドとの競い合いってどうなん?最後のベッカがオーケストラをバックに歌うのは,次のステップという意味で納得いたしましたが.
最後といえばエンドロールで1~3までの振り返り特典映像的なものが流れましたが,結局ベッカのプラスティックコップパコパコが頂点であったと思い知らされる悲しい事実でございました