その昔、立川談志という落語家が
「親子なんて本来他人ですよ。血が濃いだのなんだ言って無理矢理くっつけてるだけでね。血が繋がってりゃいいなら、小さんの倅があんなにまずいわけがない」
とまくらで言っていた。
血が繋がってるからって冷たい仲なんていくらでもあるし、血が繋がってないのに妙に近い仲、放っておけない仲もある。
ビリーと敵で対照的な家族像が描かれていて、テーマが明確に打ち出されているところがさすがハリウッドの脚本。
ラストカットはジャスティスリーグを経て陽性キャラになったあの人だからこそのシーン。あと孤児てことではビリーたちと境遇は一緒だからね。
シャザムから話を持ちかけられて、「いいね、おもしろそうだ」と爽やかスマイルで応じる某新聞記事が目に浮かぶ。
てか、バットマンも孤児だよなぁ。それだけ1930年代後半は親を失った子が多かったってことなのかなぁ。
コスチュームも変に現代的になってなくて好印象。