トランスマスター

シャザム!のトランスマスターのレビュー・感想・評価

シャザム!(2019年製作の映画)
4.5
♯141 『CHUCK/チャック』は最終話まで視聴済み。

コミックス初登場
1940年『ホウウィッツ・コミックス』2号

7つの大罪を封印している魔法使いが、老いを理由に心正しい後継者に力を譲り渡そうとしていたところ、ダークサイドの素養を持つマーリン(仮称)に邪魔されてしまう。
そこで邪心のない孤児に勇者のスキルが与えられるお話です。

◆良い点/注目ポイント
・DCらしくMARVELに比較して夜のシーンが多いのが特徴。ストーリー内容はそこまでダークではなく子供が見てもわかりやすいファミリー映画です。ゼウスの特技稲妻ショーで小遣い稼ぎをしているところなどウケます。
・孤児院を運営するサモア人風の男性の表情が、ディズニーアニメ映画のようです。私も徳の高い行いをしてあのような慈悲深い表情を出せるようにしたいです。ハグ魔のお団子頭の妹もキュートでした。
・勇者って英語だとChampion…(ダサw)
・Shazamのうちソロモンの叡智とアキレウスの勇気をどのシーンで発揮したのか謎です。
・孤児院でバディとなる杖をついているアメコミ少年が自身の足が悪くなった経緯で『Game of thrones』のシーズン1のジェイミー・ラニスターとサーセイ・ラニスターの秘め事を目撃してしまい二階から突き落とされて歩けなくなったブラン・スタークの逸話が出てきます。

◆改善点
・時間が長いせいか、途中中だるみがあります。
・『CHUCK/チャック』の後半シーズンと今作の主人公の髪型は、なぜ東野幸治カットなのか不明です。

◆総括
・Shazamアセンブルにて、チアリーダー風のヒロインの衣装が、80'sキュートでした。明るいコメディ映画の中にも、孤児に対するイジメや、亭主が働かずに妻がサーバーとして夜勤シフトで働く子育てに向かない環境など厳しい現実描写がある一方、
血は繋がっていなくても信頼で繋がっている家族の温もりなど、作品全体にキリスト教圏の博愛という概念が溢れていました。

-2019年141本目-(2019年9月5日)
-2023年118本目-(2023年11月20日)