FATMAX夜食のデブロード

シャザム!のFATMAX夜食のデブロードのレビュー・感想・評価

シャザム!(2019年製作の映画)
3.0
Netflixでも配信が始まったそうで。
すっかり書くの忘れてたので。
ワシにしちゃヒーロー物語なのにスコア低くない?
…なんて言われそうですがコレ間違いではなく。
いや、面白い。
間違いなく面白いし話もまとまってるしサイズ感と展開の盛り上げ方とか上手。笑いとかの入れ方もイチャモンすら入れられないぐらい上手。

だったらナゼにこのスコアなのか。


いい歳したオッサンがこんな事 言うとアレなんですがね…


『 憧れなかったんだよなぁ。』


やっぱヒーロー物って仮にダークヒーローだとしても、何処かに"憧れる"って要素が無いと〈俯瞰で見てる気分〉が加速度増して来るんだよね。
そもそも実際には"有り得ないオンパレード"な事が飛び抜けて多いジャンルだし。

丁寧な作りが余計に何か「子供の頃が懐かしい」感 増し増しで来ちゃったので、設定上そうなるとはいえ、ずっと俯瞰視点のままだった。


…里親かワシは?


もちろんクライマックスとかちゃんと盛り上がってるし、自身盛り上がって観たんだけど、観終わってしまったら速攻でス〜ン…とテンションもノーマルに落ちたんですわ。

この映画、上手くまとめ過ぎたんじゃない?まで思っちゃったぐらい。



プラスして言えば、ヒーロー物のクソ真面目路線をゴリゴリに否定して『これぞヒーロー映画だ!』とか言う意見が公開当時に結構飛び回ってたんだが、そのせいなのか

『コレがもしDCヒーロー物のスタンダードになるならば、ワシは以降DCにはハマらないなぁ…』

って気持ちにもなっちゃったというか。もちろんこの意見は感想と言うより個人的な感情なんだけど、憧れる要素が無いとノレないワシとしてはこの作品…


ヒーロー物の形を使った《コメディ映画》


なんだよなぁ。

そう考えるとストンと落ちる。



それこそ子供時代に観たら思いっきりハマってたかも知れないけど、その頃から戦争モノやスターウォーズみたいなヤツにハマって、逆にグーニーズなんかはノレなかった過去を思い返すと、やはり可能性が低い気がしてならない。


【アクアマン】ぐらいのコメディ要素なら全然O.K.
それにアクアマンは憧れる要素あるしw

DCじゃないが【ヴェノム】だって憧れる要素が無いワケじゃない。

この【シャザム】は"憧れる"が無かった。
楽しい面白いコメディ映画。


鑑賞後 結構な間を空けて考え出た結論がコレ。


求めてた物と観せられた物の乖離がデカ過ぎた。

ただし違うジャンルとしてはかなり面白い。

でもその"面白い"が乖離を埋めて押し寄せるには至らず。

という感じかな。


ちなみに吹替版は観ていない。
そのうち観るのでこの下に追記する予定。


あ、マーク・ストロング良かったよw