マーク・ミラーの『スペリアー』というアメコミに似ている!(たぶん元ネタは本作の原作)。
内容が薄かったDCEUの前作『アクアマン』と比較すると、世界観に入り込みやすく、家族ドラマや悪役のバックストーリーがしっかり描かれていて、コメディ色も強かったので、大分バランスの良い出来。
ストーリーやメッセージ性に新鮮味はないし、他のDCEU映画とリンクするシーンもほとんどありませんが、微妙映画の多いDCEUの中でかなり良い映画じゃないかな(『ワンダーウーマン』『ジャスティスリーグ』『バーズ・オブ・プレイ』未鑑賞だけど)。
所々に幼稚なギャグが含まれているのは好みが分かれるかもしれませんが、幼稚であることが本作のテーマに繋がっていて、脚本が上手いと思いました。
ただ、全体的にコメディ色が強いのに対して、悪役の行いが一部残酷な所は気になりました。
別にスプラッター描写があるわけでもないですし、悪役の動機は理解出来たり、犠牲者の一部にクソ野郎も含まれているからスカッと出来たりするのだけれど、意外と簡単に命を落とします。
そもそも、怪物に食わせるというが怖い!