名優・仲代達矢が出演!しかもメインの悪役!「盲目ガンマン」のリンゴ・スターといいマカロニの懐の広さにはおったまげる。インディアン集団にさも当たり前のように混じり、流暢にイタリア語を喋る姿には不思議と違和感を感じなかった。他の役者と並んでも存在感がまるで負けてないからスゴい。顔立ちも濃くて普通に馴染んでるんだよなあ。
仲代達矢のインパクトは凄いが、ぶっちゃけそれ以外の魅力には乏しい。主人公はかっこいいけど、フランコ・ネロのジャンゴ系のキャラクターで新鮮味は特に無い。若干単調なペースで行われる序盤の仲間集め、中盤に挟まれる白黒回想シーンなど、展開の切れ味もそんなによくない。演出も特に印象に残らない感じ。仲代達矢以外の個性は総じて弱いけど、それなりに娯楽作やってくれるので一応は見れる。