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海へ行こう!の79のレビュー・感想・評価

海へ行こう!(2014年製作の映画)
3.9
主演の男の子がもう!!!めちゃくちゃイケメンで可愛い!!!!!チェコ人の顔面偏差値高いなーー。この子を決めるのにオーディションに6ヶ月もかかり、作品のスポンサーが決定するも、主演が決まらないという。この子はこの作品が初出演ながら初主演だったという。
本作は子供が撮影したように思わせる手法でほとんどpovで撮影。11歳になったばかりのトムは、映画監督になるのが夢で、友達のハリスと家族についての作品を撮る事に。父親に勧められて嫌いなサッカーをする生活、学校に好きな女の子がいて多分その子も自分の事が好きだけど、踏みとどまっていてなかなか進展しない生活、おばあちゃんの話、そんな普段を撮っていくうちに、父親が内緒で出かけている事がわかる。トムは父親がどこにどうして出掛けているのか、そしてどうして自分に嘘をついているのか、ハリスと撮影しながら調べていき真相を突き止めることに!!
トムが作品撮影として撮っている設定なので、すごく単純で可愛らしく思える。撮影する内容や編集する音楽は、あー子供だななんて思えるけど、カメラワークはやっぱプロが撮ってるからさ、すごく面白い(笑)子供が撮影した作品という設定にしては、ストーリー展開は面白く、こんな場面を撮影できたなんてトムはラッキーだよ!なんて思うドラマのような展開。
イジー監督は元は俳優で、本作が初監督作品。チェコでは賞とか撮ってるらしい。本作は鏡が特徴的で、鏡を使って撮影したり、トムとハリスが対になってる場面が多く、鏡を思わせるようなそんな撮り方をしている。また子供たちがカメラを使って日常を撮ることに対して、”今の世代の子供はメディアを自ら使うことによって、自己表現したりするようになってきている”ことも暗示しているよう。カメラを武器に、子供たちは現実と向き合っていく様子がよく伝わってきて、自己表現かつ自己防衛の手段としてカメラが使われてきている。
京橋のフィルムセンターで行われてる「EU filmdays」。去年は「365日のシンプルライフ」って作品を見たんだけど、それもpovのドキュメント作品だった。ヨーロッパはそういうの流行ってるのかなー。子供たちが自然にiPhoneとかで撮影して編集までしてるって言ってたし(°_° )すごい
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