トランスマスター

毛皮のビーナスのトランスマスターのレビュー・感想・評価

毛皮のビーナス(1969年製作の映画)
2.0
♯61(2025年)セレブなM男の末路

オーストリアの作家レオポルド・フォン・ザッハー=マゾッホによる1870年の小説原作の官能的な関係と支配の力学を描いた作品です。

この作品は「マゾヒズム」という概念の語源にもなったほど、心理的な支配と服従の関係を深く探求しています。

舞台は70年代の欧州のリゾート地
主人公は富豪でロールスロイスに乗るセヴェリン。
彼は幼少期の時自分の住む屋敷で運転手と女中がヤッている場面を覗いていて女中から平手打ちを喰らって以降、覗きと痛みの倒錯した性癖が発動する。
セヴェリンはリゾート地で知り合った美人ワンダと結婚をして自ら進んで従属の立場に身を置くことを決め、運転手の制服を着用してロールスロイスを運転し女主人を送迎する役割を演じる。
その後彼は画家の男性に寝取らせたりバイカーに寝取らせたり自分の苦痛を追い求めた結果。彼が耐えられなくなっていくソフトな変態ストーリーです。

◆良い点/注目ポイント
・裸で毛皮をまとったラウラは女神。
・画家は夫のセヴェリンに気を遣ってNTRプレイしているので良いのですが、毛むくじゃらバイカーは図々しくてムカつきます。
・住み込みで働く2人のメイドの百合プレイはセクシーで目の保養になりました。

◆改善点
・ポップなBGMが牧歌的。

◆総括
・『青い体験』のラウラ・アントネッリの主演デビュー作です。

この作品もDVDレンタルが不可能
セルDVDも結構高額なため
サブスクでの試聴をオススメします。

-2025年61本目-