バナバナ

残穢 住んではいけない部屋のバナバナのレビュー・感想・評価

3.5
怪奇現象が起こる部屋から土地、過去…と手繰っていくと、出るわ、出るわ…、というお話。

私、オカルトだろうが、こういう土地に因んだ因縁話って大好きです。
しかし、私としては、奈良のトーテンポールの家みたいに
“曰くつきの土地”のお話に終始して欲しかったのですが、
今作は東京から北九州へと舞台が飛んでしまうのですよ。
そこが残念だった。

原作は『十二国記』の小野不由美さんだったんですね。
小野さんって、元々オカルト畑から出発した作家だったんですか。
十二国記しか知らなかったので以外でした。

ホラーというか、日本的なオカルト話です。
あの正体が、私からしたらあれでもハッキリしているので、もっと薄ぼんやりしていてくれていた方が怖いのに…、と思いました。
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