hoko

残穢 住んではいけない部屋のhokoのレビュー・感想・評価

3.4
これといって「衝撃の結末」ということはありませんでした。むしろ予想よりサラッとしてたし、あのままスーッと何もなく終わったとしたらそちらの方が衝撃かなと。
でも個人的にはもっと明確なラストがあっても良かったなぁ…この穢れから逃げ切れる奴など1人も居ないんだぁ!!くらいの強い決意が見えても良かった。一人残らずやっちゃって欲しかった。しかも1番被害受けていたのがあまり関与していない予想外の人物で何かアレレ…?
それから怪異の大元の原因となる根っこの根っこの部分に全く意外性が無くて、そこが少し残念ではありました。

しかし流石は原作小説、結末に至る過程が面白い。
どちらかというとホラー要素よりミステリー要素の方が強いので、説得力ある物語に仕上がっていてその分リアリティも増す。恐怖感も増す。

ちなみにこの映画で最も怖いシーンを挙げるならばそれは間違いなく、久保さんの隣に越して来た奥様のドア越しの横顔です。必見。
hoko

hoko