全体的な評価が低いのがちょっと不思議ですね。私は大好きでしたよ。
基本的に怨霊バーン！みたいなJホラーが苦手なんですけど、かつてのオカルト板みたいな土地に根付く怨念だったり穢れの概念には興味があって好んで読んでいたので、この映画はそういったテイストで非常に好みです。
怪奇現象に悩む女の子がホラー作家に投書したことがきっかけで、その現象の原因を探って過去のルーツを解き明かしていくというストーリーなんですが、そのルーツのひとつひとつが非常によく組み合わさっており、己のオカルト知識や歴史的な知識も踏まえて見ると非常に楽しかったです。
あと脅かす演出をできるだけ省いているのも良かったです。
結構他の方が仰ってるんですが、
その土地に根付く怨霊なんて言ったらこの日本中のどこを取ってもアウトだろうと。
でも私は好きでよくこういう話を読むのでそうは思わないんですよね。
何か強い怨念とそれを増幅させてしまうようなことをしてしまうという悪い巡り合わせが重なって偶然生まれた強い穢れだけが何かしらの現象を起こすと思っていて。
神に関係してくると余計にまずいという話も聞きますね。
そういう話が好きな人は是非見て欲しいですね。
