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残穢 住んではいけない部屋のenのレビュー・感想・評価

4.0
実話怪談の作家のもとに、読者からの1通の手紙が届く。その手紙の主の部屋で箒で畳を掃くような奇妙な音がするというものだった。その真相を探っていく中で、複数の怪奇現象がある一つの事件にたどり着くのだが、果たして...

実名小説家が登場することや、派手な霊的演出がないことがモキュメンタリー風になっていて、少し寒気のする現実的な恐怖が味わえる。とは言え最後は今もなお、恐怖は拡大している少し匂わす程度だったら尚良しのこと。職業柄、怪奇現象にまつわる人脈が広いことと、情報が集まりやすいとて、小説家の私の調査能力が当たり前のように高すぎる。素人の調査で、絶対に関わっては終わる領域に立ち入っているけど、一切の霊能力者が出てこないけども、それはそれで良かったな。
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