トムトム

イコライザー2のトムトムのレビュー・感想・評価

イコライザー2(2018年製作の映画)
4.0
みんな大好きロバート・マッコールが帰ってきた。
続編は作らなさそうだったので嬉しい限りです。ジョン・ウィックやジャック・リーチャーの活躍あってこそでしょう。

その作品の枠を超えてしまう程の過剰な戦闘力は健在。
それに加えて今作では「ボーンコレクター」で演じたリンカーン・ライムばりの捜査、推理能力も披露。
その無双ぶりに拍車がかかっています。

それ故にマッコールが危機に陥ったりといったサスペンスが全く成立せず、もっぱら周囲の人々がピンチになる事でしか緊張感を出せません。
マッコールが襲われている場面が映画中で最もホッとできるシーンです。

今作の煽りでもあったイコライザーVSイコライザーですが全く戦闘力が釣り合っていません。
これには監督のアントワン・フークアも意識的で最終決戦では敵目線で撮影され、マッコールが襲って来るというホラー映画というかほとんど「プレデター」です。

続編にありがちなマッコールの内面や設定を掘り下げた事により逆にキャラクターの魅力が減じた様には思います。

でもロバート・マッコールはみんな大好きだと思うのでまた帰ってきて欲しいです。

ジョン・ウィックやジャック・リーチャー、「96時間」のブライアン・ミルズ達とナメてた奴が実は殺人マシーンだったモノの「アベンジャーズ」を結成して欲しいですね。
多分ロシアンマフィアが5万人くらい死ぬと思いますが。
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