カテリーナ

イコライザー2のカテリーナのレビュー・感想・評価

イコライザー2(2018年製作の映画)
3.5
前作を越える面白さは発見できず

デンゼル・ワシントン版必殺仕置人
表情は柔和だけど 鋭い感覚と嗅覚で
何が起こってるのか 嗅ぎ分けて 正しい行いをする 今回はホームセンターの
店員ではなく タクシーの運転手として
冒頭の離婚して父親が幼い娘を誘拐紛いに連れ去り悲しみにくれる母親が朗報に走る後ろ姿を追いかけるカメラ ここでは娘を誘拐した父親とのやり取りが電車内で行われ いつものストップウォッチを押す仕草でテンションが上がる
真夜中に泣きながら若い女性が男性に抱きかかえられて乗り込んでくる
どうも薬を飲まされ いかがわしい動画を撮られてしまい疲弊しきっている様子の女性の為に 病院へ連れて行き ホテルの一室に溜まっているスーツ姿の男たちをあっという間に 次から次へと倒していく
初めは胸がスッとしたが 悪人成敗のエピソードが多すぎて有り難みが薄れるようで勿体無い

親友で昔の同僚(メリッサ・レオ)の訃報で 悲しみに暮れる間も無く そこから浮かび上がる幾つかの疑惑 彼女の追っていた 事件を調べる内に 徐々に確信に迫って行く その驚愕の事実に彼の怒りが爆発するが デンゼル・ワシントンが殺人現場に意識を飛ばし 目を閉じて 瞑想する場面は今作独特の描写で 彼の聡明さと超能力一歩手前といった力をやや誇張してるようにも思える

ムーンライトでティーンエイジャーの
シャロンを演じたアシュトン・サンダースが 良かった 夢を持ちながらも 自分の可能性を信じきれなず 周りに流されていく彼を しっかりと真人間に戻していく
デンゼル・ワシントンの強い意志と
深い慈愛が彼を導く 役柄の上でも
演技でも メンターとしての役目を果たしたと勝手に思い込み悦に入ったのは
言うまでもない
カテリーナ

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