良い意味でフークア監督の魅力が炸裂した映画ではないだろうか。
アクションだけを見れば前作を超えることはなかった。
ただ、イコライザーとしての人物描写、物語性を魅せるという意味合いでは今作が勝る。
しかし、前半パート長すぎませんかね？
宣伝文句の「対イコライザー」から少なくとも自分はアクションを求めてしまったことが"前半パートが長い"と感じた要因の一つではあると思う。
あくまでも長いと感じただけであって、退屈だったわけではないですよ？
とはいえ、その前半パートのマッコールの日常を描く中で登場するマイルズやその他モブキャラのサイドストーリーもまた、マッコールによる世直しのひとつとして描かれた点は評価できる。
悪人を殺すことだけが世直しではないぞと。
存分に前半で引っ張った分、後半パートの盛り上がりと体感時間の短さが凄い。
ただ、単なる復讐劇になってしまった点は勿体なさも感じざるを得ない。
