相変わらずのマッコールさん無双。
おじさんの日々の温かい暮らし、ほんのちょっとのお節介、正義の味方要素を描きつつ、
かつての同僚スーザンに起きた事件をきっかけに悪のイコライザー（？？？）と対峙していく…というお話。
デンゼル・ワシントンの静と動、凄み、重さは前作からそのまま。
物の位置もスプーン叩く回数もきっちりしてないと気が済まない几帳面な性格に、
ミッションの時間を腕時計で測り、獲物を死んだ目の奥で捉える演出まで。
ひたすらにかっこいい。
マイルズを救うところまでは、シリーズ独特のイコライザーらしさを感じて好きなんだけど、
後半のメインパートであるイコライザー同士（？？？）の対決はイマイチ。
いや、嵐の中の対決も渋いし面白いんだけど、結局「引退した善人エージェントVS悪墜ちエージェント」というありがちな構図に収まっていて、なんだか「イコライザーらしさ」が薄れてしまったのでは？と思った。
しかも、かつては同じチームで活躍していたはずなのに、結構あっさり勝っちゃって、お前もマッコールおじさん強過ぎ伝説の1ページになってしまったか……という感じです。
あと、宣伝で「悪のイコライザー」「イコライザーVSイコライザー」って文句を見かけるけど、ただの殺し屋はイコライザーなのか？
