1が面白かったので期待値が高い状態で鑑賞。
んー・・・イマイチ！
1では主人公のマッコールがどこか壊れている、不安定な人間であるかをちゃんと描写していたけど、2では読書好きで隣人に親切なおじさんになっていた。
「仕事」を始める前に状況を把握し、どのくらいの時間でカタが付くかをストップウォッチで測るという描写も、今回はただストップウォッチをスタートしてストップするだけの描写になっていた。29秒かかった。ただそれだけを見せただけで特にマッコールの感想はなし。
1では部屋を出ていくと思いきや、ドアを数回開け閉めして、そこから「仕事」に移るといった「説明がつかないけどこいつやべえ」感があったが、2では薄れた。
本を机の角に沿って置く、りんごをきれいに並べる等、前回から引き続き強迫観念にも似た神経質さを描写するところはあった。
また、1のラスト、このやべえやつがホームセンターに敵をおびきよせたらそりゃやべえっ！な感じがたまらなく良かったが、2ではその感じがあまり出ていない。1と同じく最後に敵をある場所におびき寄せるが1ほどのやばさはなかった。
2は総じて「マッコールのやばさ」が薄れた感じがする。相変わらず強いんだけど危うさが伝わってこない。ただ強いだけ。
今回は彼の「出来うる限りのことをやる」というモットーが周りの人物にも伝播し、物語の軸になっていたのは良かった。
もし1を未視聴で2を見て、なんだこんなもんかと思った人は、ぜひ1を見てほしい。マッコールという人間はこんな薄い人間じゃないんだと知ってほしい。
