ずどこんちょ

イコライザー2のずどこんちょのレビュー・感想・評価

イコライザー2(2018年製作の映画)
3.5
前作を劇場で見てからもう6年も経っていたので細かい設定とか忘れてしまっていましたが、そういえば前作ではホームセンター店員でしたね。
身近な物を凶器に変えて戦闘に駆使するスタイルがカッコ良かったので、タクシードライバーに転職して銃やナイフと格闘術をメインにして戦う今回のマッコールさんは個性死んじゃったのかとも思いましたが、そんなこともなかったです。
得意のタクシーを乗り回して後部座席から命を狙ってくる暗殺者を返り討ちにしたり、クレジットカードでチャラリーマンを斬りつけたり……
小麦粉での粉塵爆発誘導はお見事過ぎて痺れました。小麦粉が爆発を起こすって知ってましたけど、あまり馴染みのない発想なので途中まで何がしたいのか分かりませんでした。
マッコールさん、生活にも役立つ情報ありがとうございます!

本シリーズが面白いのは、暗殺者たちをただ成敗するような並のアクション映画とはちょっと異なって、マッコールが人生の先輩として道を逸れそうになっている若者たちを更生に導き、後押しする強いメッセージを感じるからです。
マッコールはいつも弱い者、虐げられた者の味方です。例えばチャラリーマンたちを成敗したのもドラッグ漬けにさせられ暴行を受けていた女性を助けるため。
マッコールは救えなかった人の思いを果たすために動き出し、救える人のためにはどんなに不利な状況でも救出のために立ち向かうのです。
同じ元凄腕CIAのエージェントでも暗殺者になる者もいれば、弱者のためにその力を行使する者もいる。
もしもこの先、強い力を手にした時、その力を弱者のために使うマッコールの信念は忘れずにいたいと思います。