あらすじ：過去と向き合うことにしたロバート・マッコールは、その道すがら悪党を皆殺しにした……。
ダイナーが出てこないんなら駄作じゃねえかと決め込んでいましたが、何の相変わらず硬派なオジサン無双映画でした。“仕事”中は無言なのが魅力的。冷静に平熱でキルカウントを積み重ねます。道中のアクションは案外抑え目なので、ラストの斬撃ラッシュでアガりますわな♪
「あなたは過去と向き合うべきよ。」と親身だった友を失ったマッコール。内省と犯人皆殺しを決意します。『ヒート』よろしく対話後火蓋を切る展開はいいんですが、いかんせん敵が小物（マッコールが無敵）過ぎて、ピンチらしいピンチを迎えないのはさすがにちょっとねぇ(￣▽￣;)
内省のシークエンスもかなり淡白。かつての愛の巣から荒れ狂う海を見やり、小僧を座らせてどんなお説教を垂れてくれるのかと思えば何もなし。キルタイムが落ちてきている悲哀も全然ピックアップされないし。もしかすると、続編でそこら辺の内面葛藤を掘り下げる予定があるのかな？でもこの監督、そういうのあまり得意ではない気も…。あと、老健のじいさんのくだりも悪くはないけど蛇足なんですわ…(´ε｀；)
「この世には二種類の人間がいる。善人と悪人だ。」説VS「ツいてるヤツとツいてないヤツだ。」説の舌戦はそれなりに見ごたえありでしたね。まあ勝ち星は勿論前者につくんですが、この脚本だと勝因が「マッコールが最強だから。」になってしまいそうなんですよねぇ…そこも若干マイナス(；´∀｀)
