のじょみ

イコライザー2ののじょみのネタバレレビュー・内容・結末

イコライザー2(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

今作も必要最低限の動きで敵を倒す様は健在。また、途中から時間を測る動作がなくなってしまったが、状況が状況なだけに仕方がない。個人的には、あの動作があるとプロフェッショナル感があって好きだった。

前作は、行きつけのカフェの女の子や同じ職場で働いている従業員のトラブルを解決していたが、今作は本筋のお話とは別に画家志望の男の子のトラブル解決に乗り出す。前作もそうだったが、こういった若い世代へエールを送る様はラストミッションなどに通じるところがある。歳を重ねたエージェントは、みんなそういうふうになるのだろうか?

前作は、主人公マッコールさんを殺すために殺しの専門家が雇われたが…正直やる事なす事全て先回りされて潰されていて、終盤のホームセンターでの戦いも せっかくの人質を有効活用できず完全敗北してしまったので物足りなさがあった。しかし今作は元同僚のエージェントたちが相手とあって、ほんのちょっと手こずったりする。ほんのちょっとね。

終盤の封鎖された町で戦う場面があるのだが、個人的には好きなシチュエーション。逃げることが許されない、ここで決着を必ずつけるという決意が感じられる。他の作品だと007スカイフォールに同じようなシチュエーションがあった。また、住民は誰もいないから爆発なんかも お構い無しに出せるから映像が映える。

ちなみに今作にも大好きな俳優ペドロ・パスカルが出演しているのだが、今作でも彼は悲惨な死を遂げている。そろそろ彼が生存している世界線を見てみたいものだ。

あとマッコール宅で隠れていたマイルズが、敵が去ったことを確認するために恐る恐る扉に近づく場面があるのだが…あの時の彼の左右に揺れる歩き方って何か名称があるのだろうか?ウィル・スミスあたりが何かの映画で あのような歩き方をしていた気がする。自信満々なキャラクターがやりそうな歩き方。日本の『肩で風を切って歩く』とは違うように感じる。
のじょみ

のじょみ