三次元からきたブロンディ

ハッピーアワーの三次元からきたブロンディのレビュー・感想・評価

ハッピーアワー(2015年製作の映画)
4.3
「ハッピーアワー」とても面白かった。
ワークショップをベースに無名の俳優でキャスティングをした近作に「恋人たち」があったが、この映画では更に徹底させ全ての登場人物に殆ど俳優経験のない人たちを起用して、映画に新鮮で生々しい息吹きを横溢させてた。

4人の女性たちの感性を揺らぎを捉えるカメラはあくまで端正で、つくり手の神経が行き届いた画面作りは長大な上映時間にも弛緩することなく観るものに惹きつける。

脚本に描かれる一つ一つの顛末はどこにでも起こりそうな日常の綻びなのだが、胡乱げなワークショップやトークイベントのシークエンス、更に打ち上げの模様など、この映画の自体の製作過程に重なるかの様なエピソードがまた観てる方にもそそる。

監督の濱口竜介監督はこれを機に覚えておこうと思う。4人の女性も素晴らしかった。特に菊池葉月さんが良い芝居をしていて、印象が深く惹きつけるものがあった。

この映画は318分と長い映画だが、より楽しめる作品なのでオススメでございます。