kazu1961

ハッピーアワーのkazu1961のレビュー・感想・評価

ハッピーアワー(2015年製作の映画)
4.4
▪️Title
「ハッピーアワー」
▪️Release Date
2015/12/12
▪️Production Country
日本
🏆Main Awards
※※※
▪️Appreciation Record
2019-082
▪️My Review
やっと観れました!!5時間17分の前代未聞の長尺。濃厚な不思議な時間を過ごしました。
美しい神戸の風景、美しい阿部海太郎の音楽を背景に描かれた37歳の女性4人の主人公の人間賛歌です。
本作は、市民参加による「濱口竜介 即興演技ワークショップ in Kobe」から誕生しました。ほとんどのキャラクターを演技未経験者が演じ、総尺5時間17分の常識はずれの怪作が、2015年8月のロカルノ国際映画祭におけるの主演女優4名の最優秀女優賞受賞によって一躍話題作になりました。
ストーリーは、37歳の女性4名を主人公として、彼女たちがそれぞれ直面する家庭や仕事、人間関係における不安や悩み、うつろう幸福に寄り添う人間賛歌です。
この映画の最も素晴らしい点は画面に映る一人ひとりの表情の輝きと、徐々に密度を増してゆく彼女たちの演技、表情、声の美しさです。オープニングの演技で持った印象とラストでは大きく異なるのに驚かされます。
誰もが経験しうる普遍的な葛藤と出会い、まるで自分ごとのように感じる不思議な時間を経験できる作品です!!
面白い!!神戸人の私にとっては風景も加点!!
神戸舞台の傑作です。
▪️Overview
演技経験のない4人の女性を主演に、ごく普通の30代後半の女性たちが抱える不安や悩みを、総時間317分の緊迫感あふれるドラマとして描いた。映画学校の生徒たちを起用した4時間を超える大作「親密さ」や、東北記録映画3部作(「なみのおと」「なみのこえ」「うたうひと」)など挑戦的な作品作りを続ける濱口竜介監督が手がけ、スイスの第68回ロカルノ国際映画祭で、主演4人が最優秀女優賞を受賞した。30代も後半を迎えた、あかり、桜子、芙美、純の4人は、なんでも話せる親友同士だと思っていた。しかし、純が1年にわたる離婚協議を隠していたことが発覚。そのことで動揺した4人は、つかの間の慰めにと有馬温泉へ旅行にでかけ、楽しい時間を過ごすが……。
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