おとうちゃん

メン・イン・キャットのおとうちゃんのレビュー・感想・評価

メン・イン・キャット(2016年製作の映画)
2.0
君のニャは!?

傲慢社長が猫と入れ替わっちゃった。
巷に溢れている入れ替わりコメディ。
でも、入れ替わったのが あのケヴィン・スペーシーだから、一筋縄でいくわけがない!

評価の低さは猫が苦手な個人的理由...映画は決して悪くない(良くもない)!

少年時代、飼っていたヒヨコを目の前で惨殺されて以来、猫にトラウマを抱える私めが、今 この映画を観たのは理由がある。

娘が拾った捨て猫はペット禁止のアパートで娘と一緒に未だ仲良く暮らしている。

私めのトラウマを知っている娘は、何とか治そうと毎日ラインで写真を送りつけ電話で猫の可愛さをアピールしてきている(゚Д゚;)イイメイワク!

こんな精神状態のまま娘の所に行き、猫にまとわり着かれでもしたら 絞め殺しかねない私め...猫に慣れるためのリハビリ鑑賞。

服を買うとき試着室の前で親を待たせ、カーテンを開けて「どう?」って聞く...すると親は金を出してくれる賢さを身に着けている娘は、まさに猫そのもの。

「ペットOKのアパート探したからおとうちゃん一緒に見て♪」
今回の娘の狙いはアパート!

金はともかく、捨て猫を衝動的に拾って その後で引っ越すという行動は、衝動的に欲しいものを買ってからローンで返すという行動と同じ...不幸への片道切符。

他人なら放っておくが、娘となると話が違う!

それも分かってる娘...やはり負い目があるのであろう、猫を拾ってからというもの妙に私めの機嫌を取ろうと あの手この手と繰り出してくる。

「おとうちゃん名前を決めて♪」
反対している私めに命名させるという荒技まで繰り出す始末。
お盆で丁度ぼたもちを食べていた時だったため、「ボタモチでイイこて!」と言い捨てた冗談を、「それイイ」と喜んだ振りをする演技力!

猫の引き取り先とペットOKのアパートを両方探し、猫を飼いたいアピールをしながら私めに決めさせるズル賢さと行動力!

我が娘ながらアッパレな攻撃力!

必要な時だけ有効に まとわりつく...この行動はまさに猫そのもの!
彼女の前世は、絶対 猫だ!

これから娘の待つ300キロ彼方に遠征。
そこで観る予定のゾンビとエイリアンより、今の私めには猫の方がずっと怖い!

君のニャは!?・・・ボタモチ君です(=^ェ^=)