リコ

地球を守れ!のリコのレビュー・感想・評価

地球を守れ!(2003年製作の映画)
5.0
後にも先にも、この映画ほど
「うわぁ!なんか物凄くヤバいやつ借りちゃった!!」と
思わせられた作品はない。
こんな映画は他に見たことがなかった。今もない。

同監督の短編「love for sale」も
物凄く独特のSF世界を作り上げていて良かったので
気になる方にはぜひ見て欲しい。

数年ぶりにDMMで再観賞。(2016/04/17)
主人公と社長、どちらを応援したらいいのか分からないし、
監禁拷問系サスペンスホラーになったかと思えば
SFになって2001年宇宙の旅っぽくなったり…
やっぱり物凄く変でヤバくて最高に面白い映画だ。
おいおいおい、とあまりのトンデモ展開に突っ込みつつも
「善悪って何だよ!?」と哲学的な思考に
ぶち当たらせられたりもする。
後半のまさかの展開はちょっと富野由悠季アニメっぽいとも思う。
エンドロールは、作り手の人類に対する
切実な希望のメッセージが込められている。
主な舞台は主人公の家なのに、あまりにも壮大な映画。
リコ

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