MasaruOnuma

クズとブスとゲスのMasaruOnumaのレビュー・感想・評価

クズとブスとゲス(2014年製作の映画)
4.0
生身の体で受ける暴力を見せられたら、どんなアクション映画も敵いません。
よく映画やドラマで殴った時の効果音『デュクシ!』なんて音はありません。人の顔を殴れば、低く鈍い音がするだけ。口の中は切れて、殴られた箇所は内出血する。監督が自身の身を持ってここまで生々しく表現するとは、完全にやられました。特に中盤のビール瓶でガッシャーンはかなりのショッキング描写!!その後搬送され、12針縫ったそうです。
凄まじいクズキャラクターですが、振り切れ過ぎてて愛着さえ湧くようでした。『ブロンソン』のトム・ハーディに近いような。
奥田庸介監督渾身の一作は、バイオレンス映画史に残る大傑作になったと思います。
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