地球を守れ!の作品情報・感想・評価

地球を守れ!2003年製作の映画)

지구를 지켜라! /SAVE THE GREEN PLANET!

製作国:

上映時間:117分

ジャンル:

3.8

「地球を守れ!」に投稿された感想・評価

おバカSFとサスペンスとコメディとサイコホラーが絶妙なバランスで混ざり合ったなんとも奇妙な味わい。
少なくともパッケージから受ける印象ほどコメディ要素は強くない。
グロすぎる拷問シーンもあれば、機械じかけのメットをかぶって黒ビニールを着ていたりして、どういう感情を持てばいいのかわからず混乱させられる。
死体蹴りで蘇生する着想はすばらしい。
アリ・アスターがプロデューサーとして本作の米国版リメイクが動いているらしいが、この独特でギリギリの雰囲気を超えるのは難しそうだなあ。
サイコサスペンス、ホラー、SF

ラストは予想できたものの、韓国らしいコミカルさと残虐さ。

振り切れていて好感が持てる。
あのアリ・アスターが影響をうけたと公言している、良い意味で笑えない韓国産ブラックコメディ。
いや、これ殆どコメディ要素がない。
B級感満載のDVDジャケットや、どう読んでも頭のおかしい粗筋だけ追えばコメディなんですけれど、実際はサイコなホラー成分がかなり濃厚でしたよ。

ある社長を地球侵略を企む宇宙人だと決めつけて拉致、拷問にかける狂った青年のお話。
青年(「悪女」のシン・ハギュン)が狂う理由がキチンと語られ、そりゃこんな人生なら狂っても仕方ないかな・・・と思える説得力はあります。
かといって、もはや同情の余地など全くないほどやっていることがエグくて酷くて狂っているんですよね・・・(汗)

綱渡りが得意な青年の彼女、落ちぶれているがギラつきは失っていない刑事、どこまでも可哀想な社長・・・と、どいつもこいつも見せ場がちゃんと用意されているのも良いし、二転三転と青年と社長の立ち位置が変わるので最後まで興味を持続して観られる気がします。
状況説明をササっと済ませる脚本が巧み。
先の読めない内容に反してオチは予想の範囲内でしたけれど、これは今後長い間、カルト作品として残ってゆくであろう映画でしょう。
ズバリ、面白いです!

しかし韓国の警察組織って、警察官がヘマすると調理係に降格させられるものなのでしょうか?
セガール、というか「ケイシー・ライバック」ならそれでも臆することなくOKでしょうけれど(苦笑)!

兎にも角にも、話の通じない相手と動けない状態で対峙するのって心底恐ろしい状況なのだと、よぉ〜〜〜く理解できました(汗×100)

レンタルDVD(ゲオ宅配)にて
ラストがぶっ飛んでた
ゆべし

ゆべしの感想・評価

3.5
サイコパスものSFコメディ映画?2000年代New Korean Cinemaの才能のバラエティと奥深さを今更少し理解した。
設定てんこ盛りコメディだけど陳腐なエンタメに非ず。編集のスピード感、テリー・ギリアム的なジャンクSF世界観、禿げたオッサン役者たちの粒揃いの演技、笑ってしまうグロい拷問、監督の狂気のコメディセンスが随所で光ってます。アリアスター版も是非観てみたい
山田

山田の感想・評価

4.8
スチームバイブ
動けるデブ
蜂責めいかつい
モノリスに繋がったへその緒
泥試合サイコー
水野晴郎化
映画オタクのキチガイ主人公がおっさん拉致って拷問しまくる映画。

韓国映画の中でも特別面白い!
傑作ーっ!!
Tomokito

Tomokitoの感想・評価

3.5
めちゃめちゃ期待値上がってたのと、個人的なツボにハマらなかったこともあってぶっ飛ばされたりはしなかったけど、カルト的な人気がつくのも納得の怪作。

外見のおそらく意図的なポップさとは裏腹に、直接的ではないにしろ結構ガチな暴力描写が続く。演技も含めなかなか気合入ってて、劇中で出てきたメタンフェタミンを映画自体が摂取してるような謎のテンションが良くも悪くもすごい。結構モロに韓国の格差や社会的弱者をベースにしつつも、どこか他の社会派ジャンル映画とは違う、ある意味そこのベースさえも茶化すような雰囲気を感じた。かといって別に嫌味な感じでもなく。

これおそらく当時まだスタッフもキャストもそこまでメジャーじゃなかったと思うんだけど、国内ではどういう立ち位置の映画だったんだろう。

しかし2003年ってオールドボーイや殺人の追憶も作られてて、なかなか韓国映画にとって対外的にも濃い年だったんだなと。
複雑奇怪極まりなく、1分先の展開すら全く予測できない。観ている間はずっと!と?の連続で、観終わった後にはただただ茫然としてしまった。
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