このレビューはネタバレを含みます
エゴイスティックなアダムとイブ。
宇宙で繰り広げるSF映画は毎回新しい発見があって面白い。
似てる作品が他にもありそうだけど、よほどの類似性を感じるものを記憶から呼び起こせず。
だから結構楽しく観れました。
でもまぁ中盤までは喜怒哀楽も激しく、内容が内容なだけに感情移入できるわけもなく。
なんてったってクリス・プラット演じるジムの仕出かした罪が大きすぎて、絶対秘密なんか突き通せるわけなく仲違いするやつやんが目に見えて痛々しかった。
中盤からの展開は楽しめる要素に貢献したのだけど、それでチャラになるほど本作は美しい作品になるのは簡単ではない。
結果論としてジムがオーロラを起こさなければ皆滅びていたよねっていう圧力がなぁ。
作品として面白かったのは間違いないけど、引っ掛かりが残る内容でした。
その後のふたりの選択を描いた結末も、綺麗めに寄せてはいるが騙されはしない。
クリプラって嫌いな俳優ではないけど、恋愛描写が介入するとなんか受け付けなくなる。
