ケロケロみん

パッセンジャーのケロケロみんのレビュー・感想・評価

パッセンジャー(2016年製作の映画)
4.5

安いツアーにはリスクがつきものなので気をつけよう!という話だった(違
色々あり得ない設定で心の中でツッコミ入れて楽しかった。特に完全自動運転。絶対事故はないとかあるわけないだろ!
地球外惑星に移住しようと宇宙船で人口冬眠についたジム。隕石の衝撃のせいか元々の設備不良か不幸にも120年眠るはずが30年で起きてしまった。安いプランでの乗船のため広い宇宙船にたった1人なのに、様々な不自由に苦しめられる。朝はコーヒー一択(ミルクなし)食事もエコノミーの機内食のような、粗末なものだ。これが到着前数ヶ月だけのはずだったのだが早く起きすぎたので90年続けなくてはならない。幸いアルコールは飲み放題だ。SONYの考える未来のゲームってこれ????みたいなゲームで遊ぶこともできる。(SONYしっかりして)
それにしてもこの宇宙船のクルーはどんな思いで乗るのだろう?たった数ヶ月到着前のサービスのために、120年眠らなくてはならない。賃金はいつ払われるのだろう?120年経ったらお金の価値もかわるかも。地球に家族を残してきたとしたらもう一生会えない。スナフビデオに出るのと変わらないじゃないか。ひょっとしたら牛島くんのところでお金を借り、借金のかたに一生乗り続けなければいけないのかも。想像は膨らむ。

「ヘッドハンター」「イミテーション・ゲーム」のモルテン・ティルドム監督はちょっと意地悪な映画を作る。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクリス・プラットとジェニファー・ローレンス・フィッシュバーンが主演。いつも頼りになるフィッシュバーンのあの姿、見る日が来るとは思わなかった。
そういえばSONYはコロンビアののれんを減損処理したときいて、アメリカではのれんを原価償却しないことを初めて知りました。