それなりに楽しく観れました。でもちょっとお話がぬるいかな。
120年間睡眠ポッドに入れられるんだったら、昔の海外旅行じゃないけれど、死を半分覚悟して行く訳で、それが途中で目覚めたらもっと自暴自棄になるんじゃないでしょうか。それと、やっちゃいけない禁断の果実物語を、なんか寝姿に惚れたみたいにロマンティックにしてますけど、なに格好付けてんだよ、って感じです。もうルックスが良けりゃ片っ端からポッド開けちゃいますって。それでハーレムを作りますよ(笑) だから、まあ、あの取って付けたようなエンディングになっちゃったんでしょうが、本来なら、90年後に乗客が覚醒して観る船内の風景がアイデアの見せ処になってなきゃいけないんですよね。私がシナリオ・ライターだったら猿の楽園にしちゃいますけどね(笑)
でもね、お話のぬるさをひねり潰すくらいプロダクション・デザインのパワーで魅せてくれます。日本じゃ出来ませんけど、金を使えばこのくらいのもんにはなりまっせ、って説教された感じですかね。。。
