サム・ロックウェルがほぼ1人芝居してた『月に囚われた男』を思い出したが、過去にあった数々のSci-Fi 映画からあっちこっち拝借したような、オリジナリティはゼロなプロットだった。こういう宇宙モノは辻褄が合わせが難しいから、あまり細かいことにこだわってもしょうがないとは思うが、精巧にできている（と思われる）宇宙船のドアがこじ開けることができちゃったり、あの冬眠装置？のマニュアルが出てきた時には、「あんな車のハンドブックみたいのでわかるんだ！」と声を出して爆笑してしまった。しかしこれはジェニファー・ローレンスありきの映画で、細かいプロットはどうでもいいのだなと思った。『ウィンターズ・ボーン』でのジェニファー・ローレンスは素晴らしかったのだが、作品を観れば観るほど「過大評価されすぎでは？」という感が否めない。
