さとし

パッセンジャーのさとしのレビュー・感想・評価

パッセンジャー(2016年製作の映画)
3.6
宇宙の旅 パート2

複雑です。途中までははっきり言ってイライラしていました。
いくらクリス プラットでもひどいなと言う気持ちでした。最終的に他の方法が見つかったからいいものの、何だか釈然としないですね。

258名のクルーと5000人の乗客を乗せた宇宙船・アヴァロン。目的は地球から新たな惑星のホームステッド2への移動だったんですが、120年の冬眠の予定が、30年の地点で目覚めてしまった技術工学者のジム(クリス プラット)はそんな状況をわりと冷静に処理していきます。唯一の友達はアンドロイドのアーサー(マイケル シーン)でしたが、心を閉ざしたジャーナリストの女性オローラ(ジェニファー ローレンス)に恋をしたジムはある決断をします。

主演は「ゼロ ダーク サーテイ」から「ガーデイアンズ オブ ギャラクシー」シリーズさらには「ジュラシック ワールド」シリーズに出演してるクリス プラット。この頃は何にでも出演した売れっ子でした。今作では初めはカッコいいんですが、ある決断をしてからわからなくはないんですしかしやってはいけないことをやっています。結構自己中心的な役です。なのであまり好きになれなかったです。一方のジェニファー ローレンスはカッコいいですし、セクシーですね。もう強い女性の代表ですね。そういえば、宇宙服に身を包んだときに中は裸なんだと思ってちょっとドキッとしてしまいました。ツッコミどころも多い作品です。後半ではローレンス フィッシュバーンが登場。思わずジェフリー ライトと勘違いをしてしまいました。あとアンデイ ガルシアがちょっこっとだけ出ています。探してみてください。

監督はあのサプライズヒット「ヘッドハンター」を手掛けたノルウエー人の
モルテン デイルドウム。「イミテーション ゲーム」も良かったのですが、やっぱり「ヘッドハンター」のような中規模サスペンスの方が得意なのではないかと思います。脚本は「ドクター ストレンジ」の原案を手がけたジョン スパイツ。撮影監督は「アルゴ」「ウルフ オブ ウオールストリート」を手がけたロドリゴ プリエトです。壮大な宇宙アドベンチャーをスコープたっぷりに描いています。

好きなシーンはクリス プラットが外にいって宇宙船を救うシーン、さらにレクリエーションスペースが設けられてるところで遊んでるシーン、あとバーのデザインとか良かったです。

ただし、ジェニファー ローレンスがクリス プラットを許しちゃったんですよね。なんか複雑です。クリスが最終的に犠牲になったら私も許してあげたかったんですよ。

いずれにせよ今作は二人のファンならそれなりに楽し得るのではないでしょうか?そんな気がします。
さとし

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