中産階級ぶたくんを舐めるな

ペットの中産階級ぶたくんを舐めるなのレビュー・感想・評価

ペット(2016年製作の映画)
4.0
【下位互換版トイストーリー】
いわゆるペットポルノの一種でした。
ミニオンのイルミネーションが贈る癒し系動物アニメ。
こういった動物映画ではお馴染みのフィクションラインですが、知能こそ人間と変わらず、動物間での意思疎通やコミニュティを築くことはあるものの、決して人間とは(何故か)対等な関係性を築けないまま下水道で組織したり、人間の建造物を利用して移動したり、道路を封鎖して大乱闘やらバスを運転したりとだんだん荒唐無稽にエスカレートするにつれ、彼らペットの理不尽さが悲しくなりました。
(というか、ここまで互いの特性を活かして活動できるなら何で人間界に溶け込む必要があるか分からない。)
なんて事はさておき、ストーリーとしても自分だけ飼い主の特別だったはずなのに、兄弟ができてヤキモキ。。ではなく、意外とすんなり凸凹コンビになって家路を急いで右往左往しつつ、アンチ人類のウサギさんと仲間たち(ケビンハート演じるウサギさんは後に白人様の奴隷になったとさ)とたたかう話?といっても共通の危機を前にあっさり手を組んでその後は何事も無かったかの様に別れるのだからとても中途半端に感じたし、バズ・ライトイヤーにあたる新入りのデカ犬も前の飼い主が死んだなんだってウェットな方向にいった話もうやむやになり、、、

まぁいいじゃないですか。こんなに短い映画なんだし、要素を詰め込み過ぎて消化不良だったり、ペットと反人類の対立関係がはっきりしなかったり、所詮は飼い主が出掛けてから帰ってくるまで、人の目につかないところで何してるのかなというWonderな、おとぎ話なので。。夢があって良いじゃないですか!(投げかけ)