マタロー

スパイダーマン:ホームカミングのマタローのレビュー・感想・評価

3.9
MCU16作目。スパイダーマン1作目。

スパイダーマンはシビルウォーでお披露目からの満を辞しての単独作品。権利関係でSONYロゴが全面に出てくるのが新鮮。

他のMCUの単独作品はそのキャラクターの誕生から描くのだけれど、スパイダーマンはそこは会話にちょっと出てくるだけ。そこは正解だと思った。サム・ライミ版、アメージング版と何度も映像化されてきた部分なので、細かいところは違っても皆んな知ってるでしょというやり方。バットマンとかと同じ感じ。

内容は青春映画をアメコミヒーローでやりましたという感じ。ピーター・パーカーとマブダチのネッドや気になる女の子リズと良い関係性やあえてクイズ研究会的な部活なのも良い。

ヴィランはヴァルチャーをマイケル・キートンが演じる。ヴァルチャーのデザインがとにかく格好良い。あれだけの技術があれば犯罪しないでも食っていけそうなのに…。
素の状態もちょっと怖い親父で良い。ピーターと車の中で対峙する場面はたまらなかった。ヴァルチャーとして父としてという2つの面で接する親父の怖さ。
やってる事は無茶苦茶だけど家族を守るためというのま良い。マイケル・キートンの演技や佇まいによりとにかく説得力があった。

スタークとピーターの擬似親子関係もなかなかグッとくるものが。エンドゲームまで見た後だと、この後の事を考えて色々思いがよぎる。

余談だけど、ピーターが屋根に潰される場面のあたりで毎回眠たくなるのは何故なんだろう…。
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