Jem

スパイダーマン:ホームカミングのJemのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

I-MAX 3D 字幕版

ありがとう、ソニーピクチャーズ。今も尚、スパイダーマンの権利はソニーピクチャーズにある訳だがこうしてマーベルスタジオに一時的かもしれないが"ホームカミング"して単独まではれるなんて夢にも思ってなかったあの頃。アメコミ映画ブームの火付け役となったと言ってもよい「スパイダーマン」と「X-MEN」から17年。「スパイダーマン」は今回で3代目であるがウルヴァリンはヒュー・ジャックマンonlyと考えると改めて偉大さを感じる。当初、サム・ライミ版スパイディも4作目、5作目といった噂もあったので、マグワイアスパイダーマンをずっと観ていたかったと思ったことも。あとは20世紀FOXさん、頼みますよ。私は、「アベンジャーズ4」でX-MENが合流すると信じてますよ。


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MCUとして数えると16作品目。CWの直後の話。チタウリとのニューヨーク決戦の後、スタークインダストリーズと米政府による設立のダメージ・コントロールにより職を奪われたエイドリアン・トゥームス(ヴァルチャー)が瓦礫から得た地球外物質より武器を作り裏社会で取引していた。その存在にいち早く気付いたピーター・パーカーだがトニーに取り合ってもらえず単独でケリをつけようとする。ヒーロー活動と同時に高校生活をいそしむピーターだがヒーロー活動に捕らわれすぎて周囲の人々の信頼を裏切り、挙句にはヒーローとしても失敗してしまう......。

ヒーローがヒーローとして、ヒーローが普通の人間として社会に溶け込むヒーロー物が一般的であるが「ホームカミング」はヒーローが一度スーツを脱ぎヒーローとして地に足をつけるまでのドラマであったり青春模様が深く描かれている。ここで若手のトム・ホランドを起用したのが生きてくる。歳が近くよりリアルな高校生を演じさせることで、より等身大なヒーローが誕生した。

ヴァルチャーも凄く魅力的。チタウリと関連づけることでMCUらしさが出てくるし、MCUではあまり描かれることはなかった被害者の苦悩を知ることができた。彼らはただ家族を守りたかった。彼らなりに必死で生きたかった。ただそれだけなのに...。

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普段から予告編をみずMCUに関しては更に厳重にネタバレ警戒をしていますが、アイアンスパイダーのネタバレを回避できなかったのが悔しかった。アイアンスパイダー登場のシーンでは「ネタバレくらったやつだぁ...」と肩を落とした。しかし、その後の展開でそんな気持ちは全て吹っ飛んだ!それは、ペッパー・ポッツの"ホームカミング"である!!てっきり大人の事情か何かで出ないものだと思ってたし、あの流れだと結婚発表するってことだし今作一番のサプライズ!!この勢いでジェーン・フォースターも復帰しましょう!「インフィニティ・ウォー」あたりでペッパーとジェーンのやり取りを観たいものです!

デンゼイヤがヒロインって聞いてたからトムホとデンゼイヤのそういう駆け引きを期待してたのに周囲から浮いてしまい落ちこぼれ?な役だから残念だったけどいいキャラしてるから何かあるなと思ったらMJじゃん!!!メリー・ジェーンじゃないけどMJじゃん!!!これは続編への期待値が高まった。
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