まっどまっくすこーじ

スパイダーマン:ホームカミングのまっどまっくすこーじのレビュー・感想・評価

4.3
お帰りスパイディ!!!(*^^*)

「シビル・ウォー」で顔見せして以来、一年二ヶ月待ってやっとの登場です🎵

公開二日目のIMAX3Dのレイトショーでしたが満員でした。

本作はひと言でいうと「僕らのスパイディ!!」って感じで、とても身近なヒーローに好感度バリバリ伝説です(*^^*)

トム・ホランドも歴代ピーターの中で私は一番移入できました。

え~、このあと書いていたらバカみたいに長くなってしまったので、通常のレビュー(?)はここまでにします(;^_^A

あとは暇で暇で仕方ない方に読んでもらえれば幸いです…f(^_^;

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ストーリーについては既に幾多のユーザーさんがレビューされていらっしゃることと思いますし、予告編をご覧になれば大体の想像はつくような感じで、「ほぇ~」となるような展開も2箇所位はあるものの、概ねシンプルな流れです。

まあ王道っていえば王道でしょうか。
でもそれは目の肥えたファンの方にとっては面白味成分に欠ける、ということでもあります。

私の率直な感想はというと、老若男女愉しめるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品の中で本作は今までで一番、若年層に向けて作り込まれている気がしました。

これはまず、主人公のピーターの年齢設定に拠るものがあると思います。
スクールドラマ的な展開もあり、まだ「保護者」がいるという年代のピーターですからそれで自然だと思います。

さらにここからは私の勝手な推測でありますが…

2008年の「アイアンマン」から始まったMCUですが、フェイズ1➡2と来て、「シビル・ウォー」からはフェイズ3に入りました。

このあと「アベンジャーズ 4」(2019年公開予定)までがフェイズ3ですが、そのあとのフェイズ4は「スパイダーマン2」、つまり本作の続編から始まるのです。
(※後記
後にフェイズ3は「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」までになりました)

これが何を意味しているのかを考えると、フェイズ3の最初の「シビル・ウォー」でデビューした「新人」のスパイディが成長していき、フェイズ4からは中心になっていくという暗示なのだと思うわけです。

なぜそう思うのか…
まず、そのスパイディの「保護者」がトニー、すなわちMCU最初のヒーロー、アイアンマンだということ。

トニー(ロバダウJr.)もだいぶ老けてきました。
MCU最初のヒーローがほぼ10年経ってオジイサン化してきているわけですが、これは同じマーベルの「X-MEN」でもヒュー様のローガンが引退していることからも分かるように、ヒーローを演じる生身の人間がずっとヒーローを演じ続けるのは無理だということです。

今までMCUを引っ張ってきたアイアンマンですが、このままというわけにもいかない…
つまり後継者が必要なのです。

その後継者として選ばれたのがマーベルコミックのキャラクターの中でも昔から人気が高いスパイダーマンということなのだと思います。
それを映画の中ではトニーが選んだという演出で表しているのだと感じました。

アベンジャーズがこのあとの「インフィニティ・ウォー」、そしてタイトルはまだ決まってない「アベンジャーズ 4」で一度、おそらく大団円を迎えると思います。

そして、その後の謂わばポスト・アベンジャーズの中心としてMCUを引っ張っていくという大きな役目がスパイディには課せられているのだと思います。

さらに、本作は元々スパイダーマンの版権を持っているソニーピクチャーズがマーベル・スタジオとシェアするということで製作可能になったわけですが、この前例を以て考えれば20世紀フォックスが版権を持つ「X-MEN」シリーズ(「デッドプール」も含む)や「ファンタステック・フォー」もMCUとして映画化される可能性がまだあるわけで、そのためにもスパイダーマンは必ず成功しなければならないという重要な役割りを持っていると考えられるのです。
(最近、マーベルの役員が20世紀フォックスに移籍したことは、おそらくこの事と無関係ではあるまい…)
※後記
ディズニーが20世紀フォックスを買収‼
これでMCUにみんな参加できる‼😆

ごちゃごちゃと書いてしまい申し訳ありませんでしたが、結局何を言いたいのかというと、本作はスパイダーマンというMCUに超重要なキャラクターのソロデビュー作品なので、あまり奇を衒わずに王道路線で確実に「小さい子供から往年からのファンみんな」に話題になるような作りに徹した映画だということです。

その代わりに映画通向きにはなっていないとも言えるわけですが、しかしこれはファンのボトムを拡げておけば次はもっとエキセントリックな方向にも出来るわけですから、本作はこれで正解なのだと考えています。


さて、えらく長い前置きになってしまいましたが、本作の魅力を…
(え~‼ ここからまだ書くのかよっ!?)
…ゴホンゴホン… え~、それではキャストのことだけにいたしますね(;^_^A

とにかく本作の魅力の半分以上は主人公ピーター役のトム・ホランドのキャラの作り方と彼自身のキャラのイメージが合致していて、まるでピーター・パーカーを演じるために役者になったんじゃないか? と思わすような自然体での演技だと思います。

まだ決して演技力が凄いというわけではないけれど、あどけなさまで武器にしてくる訴求力の高さは今後も絶対買いでしょう。

現在まだ21歳のホランド君ですが、同年代の若手では彼のようなタイプで匹敵するのはエイサ・バターフィールドくらいかなぁ…
(そういえば、バターフィールド君もピーター役の最終候補だったんだよなぁ…)

ホランド君は「白鯨との闘い」を観たときがはじめましてでしたが、名前全然知らないけど良い若手がいるなぁ…と思った記憶があります☺

ゲストというよりはスパイディの保護者という立ち位置でアイアンマンことトニー・スタークが出てくるのですが、演じるロバート・ダウニー・Jr.は安定のセレブ感。
そりゃそうだよね、実際に一昨年の年収は約100億円だったっていうんだから…(;゜∇゜)
本物のセレブがセレブな役…
でもそれだけの実力があるからロバダウJr.は凄いです!!!
この人の演技とか書き始めるとまた長くなるので止めときますが、とにかく凄い人。

ロバダウJr.といえば、本作でピーターのおば様を演じるマリサ・トメイは昔、ロバダウの彼女でしたよね~🎵
その後のマリサと噂になったのは…
なんと本作のキャストの一人です‼

そのキャストとは、敵のバルチャーの手下でショッカーと呼ばれていたけど、バルチャーに粛清処分されちゃった役を演じているローガン・マーシャル=グリーン!!

グリーンは「プロメテウス」や「スノーデン」などにも出ているけど、脇役ばかり…
それが最近、「インビテーション」というスリラー映画でやっと主役を張ったのですが、これが私的にとても良かった!!!
もっと活躍できるはずの役者さんなので本作をご覧になられるときは注目をお願いします(*^^*)
グリーンは見た目がちょっとトム・ハーディに似ていますよ~🎵
(だから好きというのもありますが…ww)

さて最後に敵の親玉であるバルチャーです。
演じるはむかーし昔、「バットマン」だったマイケル・キートン!!
ついこの前、マクドナルドの「ファウンダー」だったと思ったら今回もやっぱりひと山当てようという会社の社長でした。
とにかくついに「バードマン」になれたのは良かったですね🎵

キートンはいわゆる大作には出ない時期が長かったですが、最近は作品にも恵まれてきたので、元々本当に良い役者さんなのですからこれからもたくさん活躍してもらいたいです。


というわけで(何が?)無駄に長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さった超物好きな方がいらっしゃいましたら本当に感謝いたします~!!!(*^^*)

エクセルシオール!!( ̄∇ ̄*)ゞ